旧約聖書『列王記上』 (1本)

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旧約聖書『列王記上』 (1本)

列王記上の章、節の順に並んでいます。引用箇所が同じ場合は放送日の古い順で表示されます。

列王記上19章11~13節主は、「そこを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と言われた。見よ、そのとき主が通り過ぎて行かれた。主の御前には非常に激しい風が起こり、山を裂き、岩を砕いた。しかし、風の中に主はおられなかった。風の後に地震が起こった。しかし、地震の中にも主はおられなかった。地震の後に火が起こった。しかし、火の中にも主はおられなかった。火の後に、静かにささやく声が聞こえた。 それを聞くと、エリヤは外套で顔を覆い、出て来て、洞穴の入り口に立った。そのとき、声はエリヤにこう告げた。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
藤井真 千里山教会 牧師

静かにささやく声

講師
藤井真
所属
千里山教会 牧師
放送
2016年1月10日

『列王記上』とは

列王記はダビデ王の死から3代目のソロモン王、そしてその後のイスラエル王国の代々の王について記します。ソロモン王は賢者として名を馳せ、立派な神殿を建てたことで有名です。しかし、多くの外国人の妻をもったことによって、異教的習慣が持ち込まれ、その後の王たちは堕落していきます。唯一まことの神に心から従って礼拝しない王とその民を見て、神は怒り、イスラエル王国は分裂、はじめに北王国がアッシリアに、次いで南王国もバビロンに攻められて、滅亡します。