キリストのように変えられる

ラジオ放送 キリストへの時間のトップページへ戻る

聖書の言葉

あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。

新約聖書 エフェソの信徒への手紙 5章1節

川瀬弓弦・エダによるメッセージ

先週に引き続いてエダさんの賛美を聞きましょう。「栄光から栄光へと」という賛美です。この歌は、私たちの心が、他でもない主イエス様のように造り変えられていくことを願う祈りの歌です。

少し前、子育てについてのセミナーに参加しました。分かっていることなのですが、子育てで一番良くないことは他人と比べることです。自分と他の人を比べる、自分の子どもたちと他の家族の子どもたちを比べる。「聞いた?〇〇ちゃんはこんなこともちゃんとできるんだって!それなのに…」と続きます。でも、反対に子どものほうが「〇〇君のお父さんは、…それなのにパパは…」と言われるとムッとするものです。人間というものは自分勝手だなと思います。

フェイスブックとかインスタグラムとか、皆さんはお使いになったことがありますか。そこにはキラキラと輝いた家族や友人の写真がたくさん投稿されていて、うらやましくなります。あの家族はあんなに楽しそう。お子さんたちも立派でよくできる子たちばかり…。そういうイキイキとした姿に憧れを抱いて、またそうでない自分に落ち込んでしまう。この繰り返しです。

でも、実際はフェイブックやインスタグラムなど、たくさんの人たちが見るところに、自分の一番醜い部分をさらけ出す人などいないのです。人生の中で一番輝いて見える部分の、何十枚も撮った中で、一番映りの良い写真を投稿するものなのです。輝くような笑顔の後ろには、いろんな苦労があり、涙があり、見せたくない、見せられない部分もたくさんある。それが現実ではないでしょうか。

私たちはそういう、人生の一部だけを切り取った、ある意味「みせかけ」の姿を追い求める必要はありません。誰かと比べる必要もない。なぜなら私たちは誰もが、最初から神様に似る存在として造られているからです。神様ってどんなお方なのか、それはイエス様を見れば一番よく分かります。そして嬉しいことに、私たちを心から愛してくださる神様は、そんな素晴らしいイエス様のように私たちを造り変えてくださると聖書は約束しています。信仰を通してイエス様の中に、私たちの新しい姿が映し出されていく。また私たちの内に、イエス様のお姿が形作られる。人生の切り取った一部分ではありません。わたしの存在そのものが神様に愛された、特別で新しい人に造り変えられていく。ですから、もう周りを見渡して自分自身を、また誰かを恥じる必要はないのです。私たちは神さまの子どもです。お聴きください。

「栄光から栄光へと」作詞・作曲:池原仰一

キリストの心が我が内に造られる

あなたのようにあなたの愛に生きる者と変えられる

キリストの心が我が内に造られる

あなたの前にへりくだります

我が思い委ねます

栄光から栄光へと主の姿に変えられる

御霊なる主よ今我が心造り変えて

この心我が思いあなたの前に

この心我が思いあなたの前に

栄光から栄光へと主の姿に変えられる

御霊なる主よ今我が心造り変えて

関連する番組