聖書の言葉
「闇から光が輝き出よ」と命じられた神は、わたしたちの心の内に輝いて、イエス・キリストの御顔に輝く神の栄光を悟る光を与えてくださいました。ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。
新約聖書 コリントの信徒への手紙二 4章6,7節
川瀬弓弦によるメッセージ
<メッセージ>
おはようございます。今週と来週は川瀬エダさんによる賛美をお楽しみいただきたいと思っています。今日歌っていただくのは、「土の器」という日本語の賛美です。この曲は先ほどお読みしました聖書から取られています。一度、歌詞をお読みします。
<歌詞>
土の器欠けだらけの私
その欠けからあなたの光がこぼれ輝く
土の器ヒビだらけの私
そのヒビからあなたの愛があふれ流れる
こんな私でさえも主はそのままで愛してくださる
だから今主の愛に応えたい私の全てで
用いてください主よ
私にしかできないことが必ずあるから
私たちは「土の器」のような存在だと思います。年月が経てば器はボロボロになり、びひだらけになります。私たちも年月が流れると、体は衰え、若い時には何でもなかったことができなくなったり、精神的にもろくなって、そんな自分が情けなく思うこともあるでしょう。年配の方に限らず、若くても何かあればすぐに壊れてしまいそうなほど弱く、傷つきやすい。私自身もそんな一人です。
普通だったらそんなひびだらけおの土の器に、宝物なんて入れませんね。ひびが入っていたら、お砂糖もお味噌も入れてはおけません。それに宝物だったら、鍵付きの頑丈で立派な箱に入れるのは当然のことです。しかし、神様はあえて土の器の中に宝を秘めてくださるのです。神様はあえて、私たちを選ばれたのです。なぜでしょうか。それは、この宝は光輝く宝だからです。私たちの内に秘めている宝が光輝く宝物だからこそ、その器がヒビだらけで、欠けだらけであることに大きな意味があるのです。そのヒビから、欠けからキリストの光がこぼれ輝く。その欠けからキリストの愛があふれ出るのです。私たちが最も弱さを感じる時、神様は私たちをご自身の栄光を輝かせるのに最もふさわしい土の器としてくださいます。神様のすばらしさが、ひびだらけの私たちを通して輝きだす様子を思い描きながら賛美をお聞きください。
<♪賛美>