祝福された夫婦関係を目指して(4)

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聖書の言葉

いずれにせよ、あなたがたも、それぞれ、妻を自分のように愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。

新約聖書 エフェソの信徒への手紙 5章33節

大西良嗣によるメッセージ

川瀬:おはようございます。北神戸キリスト教会の川瀬弓弦です。

大西:おはようございます。滋賀摂理教会の大西良嗣です。

川瀬:今月は4回にわたって夫婦関係についてお話をしています。今日が最終回ということになりますね。

大西:あ、と言うまでしたねぇ。お聞きの皆さんの夫婦関係を良くするために、少しでもお役に立てていれば良いのですが。

川瀬:なかなか、話を聞いても、実際の生活の中で生かすのは簡単ではありませんよねぇ。今日は、少し、実践しやすいことを考えてみませんか?

大西:そうですねぇ。たとえば、こんなのはどうでしょうか?奥様のほうから、今度の記念日、家族の誕生日とか、結婚記念日に、どこかのレストランで食事をしたいと旦那様にお願いする。「どこか良いレストランを探してみてくれない?」という具合に。

川瀬:奥様としては、何も言わなくても、旦那様が素敵なレストランを探しておいてくれると嬉しいでしょうけれどね。女性の場合は、「私を愛してくれているなら、何も言わなくても、私好みのレストランを探してくれるわよね」と考えているでしょうから。

大西:何も言わなくてもやってくれるのが、女性にとっては理想的でしょうけれど、男性にとっては、とても難しいことですよね。ほとんど不可能です。けれども、「良いレストランを探してくれない?」と甘えられれば、男性は、嫌な顔をしながらも、ちょっと頑張ってみようかなと考えますよ。

川瀬:もし、それで、とんでもないレストランを選んだ場合はどうしますか?

大西:そこがポイントです。まず、間違いなく、最初は奥様好みのレストランを選ぶことができません。わたしの場合は、妻が「どんなレストランでも良い」と言うので、牛丼屋に連れて行きました。妻は不機嫌でしたよ。「どんなレストランでも良い」と言ったのに、牛丼屋に連れて行ったら不機嫌になるなんて、ルール違反ですよね。

川瀬:(笑)「どんなレストランでも良い」と言ったのだから、「牛丼屋だからと言って腹を立てるな」ということですね。けれども、まさか奥様は、牛丼屋に連れて行かれるとは思わなかったでしょうね。

大西:私は牛丼が大好きですから、妻も喜ぶだろうと思って連れて行ったのです。不機嫌になるなんて、失礼ですよ。

川瀬:良かれと思って選んだわけですから、ただ不機嫌になられると、プライドが傷つきますね。

大西:そのとおりです。ですから、「あなたがレストランを選んで!」とお願いしても、まず間違いなく、最初は好みのレストランを選ぶことはありえません。経済的な事情や、地理的な事情、子どもを連れて行かなければならなかったりすると、さらに選択肢が狭くなります。100%、奥様の好みに答えることは不可能でしょう。けれども、旦那様の努力に感謝をして、賞賛してほしいのです。

川瀬:自分の好みのレストランでなかったとしても、賞賛するのですか?

大西:そうです。何でも良いから、とにかく誉めたら良いと思います。そうすると、男性は、次回はもっと良いところを探そうと努力します。奥様にほめられることが、旦那様にとっては、奥様を愛するための力になります。旦那様に愛してもらおうと思ったら、旦那様がしてくれた小さなことでも、ほめて賞賛することが、効果的です。

川瀬:たとえ、牛丼屋に連れて行かれたとしても、ほめたほうが良いのですね。

大西:そのとおりです。まぁ、牛問屋を選んだことをほめなくても良いかもしれませんが、いろいろ考えてくれたことには感謝をしたら良いだろうと思いますね。決して、けなしてはダメです。「こんなところに連れて来るなんて!」などと言われたら、旦那様のほうは「二度とレストランを探したりするもんか!」と思うでしょうね。奥様を愛するための努力が報われないならば、「二度と奥様を愛する努力をしたくない」と思います。

川瀬:男性にとっては、賞賛される、感謝されるというのが、とても大きな報酬ですからね。でも、男性のほうも、ダメだしされたからって、愛する努力をやめてはいけませんねぇ。

大西:さすが、川瀬先生、模範的な旦那様ですねぇ。

川瀬:そんなことはないんですけれど、エフェソの信徒への手紙に、こう書いてあります。「いずれにせよ、あなたがたも、それぞれ、妻を自分のように愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。」ですから、男性は「妻を自分のように愛する」ように努めないといけませんね。

大西:そうですね。そして、「妻は夫を敬いなさい」とありますね。妻が夫を敬って、感謝したり、賞賛したりすることは、神様が命じていらっしゃることでもありますね。

川瀬:そして、夫が妻を愛するのを助けることにもなりますね。

妻が夫を敬うことが、夫が妻を愛することを助ける。

大西:夫が妻を愛することは、妻が夫を敬うことを助けることにもなりますね。

川瀬:お互いに、相手が神様の御言葉に従って歩めるように、夫婦が助け合うというのは、素晴らしいことですね。

大西:夫婦が真実にラブラブの関係になるのは、夫婦が共に聖書の言葉に従っているときなんですね。

川瀬:やっぱり、ラブラブがいいですね。

大西:そうです。聖書の御言葉によるラブラブです。

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