わたしを守る方

ラジオ放送 キリストへの時間のトップページへ戻る

聖書の言葉

見よ、イスラエルを見守る方は、まどろむことなく、眠ることもない。主はあなたを見守る方。あなたを覆う陰、あなたの右にいます方。

旧約聖書 詩編 121編4,5節

川瀬弓弦・エダによるメッセージ

今週と来週は、川瀬エダさんの賛美をご一緒に聴きたいと思います。この賛美は旧約聖書にある詩編121編から取られた曲で、都のぼりの歌とされています。遠いところからエルサレムに巡礼をする人たちの歌ですね。日中は日差しが強く、夜になると急激に寒くなる。また旅の途中で強盗に襲われたり、恐ろしい獣や毒蛇と出くわしたりと、旅することは非常にリスクが高かったのです。そんな危険と隣り合わせでは、夜疲れていても、びくびくして満足に寝ることすらできなかったでしょう。

人生というのは旅です。どこを目指しているでしょうか。天にある神の国、新しいエルサレムです。でも、その途上で人生が揺り動かされるような試練がやってきたり、苦しみが襲ってきたり、特にこのコロナ禍そんな眠れない日々がずっと続いてきたように思います。でも、この旅路は私一人で歩んできたものではないことに気づかされます。沢山の人々や仲間に支えられてきたことはもちろんですが、何よりも神様がいつも共にいて見守っていてくださった、と旅人は歌います。

このお方は眠ることもまどろむこともない。人は眠る時、一番無防備になります。自分を守ることができません。ですから眠りに落ちることは怖いことです。しっかり目を開けていようと思っても、疲れ果ててうとうととしていまいます。でも、神様はそんな私たちに代わって、一番無防備になっている時に見守っていてくださり、気を抜くこともない。安心しなさい。そういう声が聞こえてきます。「主が共にいる、主が共ににいる、わたしを守る方」。お聴きください。

「わたしを守る方」作詞・作曲:長沢崇史

主はわたしを守る方右の手を覆う陰

眠ることもまどろむこともなくいつも共におられる

人生が揺り動かされた時も 苦難の波が押し寄せても 主はわたしを守られる

全ての恐れ消え去って 平安が心に満ち溢れる

主が共にいる主が共にいるわたしを守る方 わたしを守る方

関連する番組