世の光、イエス・キリスト

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聖書の言葉

「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」

新約聖書 ヨハネによる福音書 8章12節

袴田清子によるメッセージ

イエス・キリストがこの御言葉を語られたのは、仮庵祭という祭りの時でした。イスラエルの人々は神様の偉大な力と御導きによって、エジプトでの奴隷生活から導き出されました。そして、40年間荒野を旅した後、約束の地に入りました。そのことを覚えるための祭りです。祭りの最初の日の夕方には、高くそびえる黄金の燭台に火がともされ、その大きな炎は町中を照らしたと言われています。その光とを比較するように、イエス・キリストは御自分が「世の光である」と語られたのです。

聖書において、光は神様御自身を表わしてきました。「主はわたしの光、わたしの救い」と詩編に記されています。また、「稲妻の光」は神様の偉大な力と全能者としての権威を表わします。また光は、神様から与えられる救いを表わしました。「御顔の光を輝かせ、わたしたちをお救いください」と記されています。

神様が目の涙をことごとくぬぐい取り、死も悲しみも嘆きもないと、記されている御国においては、神の栄光が都を照らし、イエス・キリストが都の光であると記されています。

イエス・キリストが「わたしは世の光である」と宣言されたとき、イエス・キリストは御自身が神御自身であると語っておられるのです。また、神の栄光と救い、そして、輝く御国における神の輝きと重ねて、ご自分が「世の光である」と語っておられるのです。

貴方(あなた)は光ということで何を思い浮かべられますか?光はどのようなものでしょうか。暗闇の中にともされたロウソクの光ですか?稲妻のような力と権威に満ちた光ですか?雲の隙間から差出る天から降りて来るような光もありますね。私は、幼いころに見た、雨戸から差し込む僅かな隙間からの光をはっきりと思い出します。しかし、今私が想い描くのは、何と言っても太陽の光です。太陽の光は、私たちにとって不可欠な光だと思うからです。それは暖かで、優しく、植物の命を育むもので、私たちにとっても、また地球全体にとっても無くてはならない光だと思います。

イエス・キリストは御自分を世の光であると語っておられます。光とは、なくてはならないもの、光が無くては生活が成り立たない、そういうものです。しかし、光というものは見たくないものまでも、はっきりと照らし出します。神の光に照らし出される時には、なおさらです。私たちは自分の罪を照らし出され、つらい思いになることもあったりします。神の御言葉の光は、認めたくない罪も、無意識の内にもっている罪も、全て照らし出してしまうからです。

しかし、イエス・キリストの光は、温かく、明るいものでもあります。イエス・キリストの優しい光は、私たちを元気にするものです。何故なら、それは愛に満ちた光だからです。イエス・キリストの光の輝きで、私たちの心は癒され晴れやかになります。神様はこの光、イエス・キリストの光で貴方を満たしたいと願っておられます。

イエス・キリストは貴方の罪のために、代わりに死んでくださった御方です。そして、私たち罪人と生ける聖なる父なる神様の間を執り成して下さる世の光です。

父なる神様はその独り子イエス・キリストの刺し貫かれた傷の故に、私たちの罪は、償われたと見なしてくださいます。

イエス・キリストは「わたしは誰をも裁かない」しかし裁くとすればその裁きは正しいと語られます。天から来られたこの救い主を退けるなら、人間には他に救いのために与えられている名はないからです。

神様は、ご自分の御子、イエス・キリストを通して、私たちを救おうと定められ、イエス・キリストが実際に、十字架に掛かって死んで下さったのです。この方の打ち傷のゆえに、私たちの罪は赦され、私たちは癒されたのです。イエス・キリストはそのような意味で、世にとって、光である御方なのです。

イエス・キリストは「わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」と語っておられます。暗闇の中を歩く人は、目の前にある物も、行くべき道も方向も全く分かりません。しかし、イエス・キリストに従う人は、命の光を持つのです。

「わたしは誰をも裁かない」と語って下さるイエス・キリストのところに、安心して、行きましょう。自分の存在を全て、光であるイエス・キリストにゆだねればよいのです。

イエス・キリストは貴方の罪を赦し、喜んで貴方を迎え入れ、命の光を持つようにしてくださいます。

神はすぐ近くにおられます。イエス・キリストは貴方を救うことのできる御方です。イエス・キリストからの豊かな命の光が、どのような苦しい状況にあっても、あなたの心と思いを守り支えて、神様の光で道を照らしてくださいますようにと、心よりお祈り申し上げます。

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