羊飼いに告げられた大きな喜び

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聖書の言葉

「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは布にくるまって飼い葉桶に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」 

新約聖書 ルカによる福音書 2章11節

袴田清子によるメッセージ

聖書の降誕物語では、聖霊によって、乙女であったマリアが身ごもった、と記されています。結婚の約束をしていたヨセフはそのことに、非常に苦しみましたが、天使のお告げを夢に見て、マリアを受け入れる決心をします。ちょうどその頃、皇帝アウグストゥスが全住民に登録するよう勅令を出しましたので、ヨセフといいなづけのマリアは、ユダヤのベツレヘムというダビデの町に行ったとあります。夫のヨセフがダビデ王家の血筋だったので、ベツレヘムで住民登録をしなくてはならなかったからです。しかし、そのうちにマリアは月が満ち、家から遠く離れた地で、初めての出産をし、みどりご、主イエスを産むことになります。宿屋には泊まる場所がなく、みどりご、主イエスは、布にくるまれて飼い葉桶に寝かせられたと記されています。

この神の独り子が人となってお生まれになった出来事を、知らせたのは、天使です。羊飼い達は、真夜中、夜の暗闇が深くなって行く中、夜を徹して羊の番をしていました。そこに、突然主の天使が現れたと記されています。主の栄光が目に見える形で輝き出ました。羊飼い達の心は動揺せずには、おられず、大きな恐れが心に湧き上がりました。

すると天使は言いました。

「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは布にくるまって飼い葉桶に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」

そして突然、この天使に、天の大軍が加わって神様を賛美し始めたと記されてあります。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」

まるで天が裂けて、目に見えない天国の世界が地上に現れたような情景です。恐らくとても神々しく、身が震えるような経験だったのではないでしょうか。日常の感覚を超えた天的な経験に直面したのです。

この光景は実際に神の御子がお生まれになった飼い葉桶という、低く汚い場所と対照的です。年も若く、社会的な身分も低い乙女を通して、受け入れてくれる場所が無い状況の中で、神の御子、世界の真の王はお生まれになったのです。そして、社会的な身分の低い羊飼い達に、最初に、その誕生の知らせは、直接、天から告げられています。

このみどり子は、何世紀にも亘って待ち望まれていた、世界の救い主でした。この世界を造り、その御手を持って保っておられる、神御自身が遣わされた「メシア」救い主でした。「メシア」は信仰の深いイスラエル人にとっては、唯一の希望でありました。そしてクリスマスに、正に「メシア」が地上に降り立ったのです。クリスマスはその希望の満たされた日だったのです。全世界の救い主であられるイエス・キリストの御誕生は、信仰を持つ人達だけでなく、未だ信仰を持たない人にとっても、大いなる喜びの源であります。

なぜなら、私達人間の罪を償う、救いの行為は、神の御子以外に成し遂げられない事だからなのです。

クリスマスにお生まれになったのは、その人間の罪を償い、救いの道を成し遂げることの出来る、唯一のお方、即ち、神の御子、神からのメシア「救い主」だったのです。

羊飼いはこの赤ちゃんこそ「救い主」であると分るためにて天使から印を与えられます。「布にくるまって飼い葉桶に寝かされている」という印です。

直接天使の言葉と天の大軍に直面した羊飼い達は、それに圧倒されて立ち上がらざるをえませんでした。彼らは「その出来事を見よう」と言って、羊を置いて、急いで出かけて行きます。そして、とうとうマリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝ておられる主イエスを探し当てます。そして、天使の告げた通りのことを目の当たりにして、羊飼い達は、御子の誕生を伝える「最初の伝道者」になりました。この一連の出来事は羊飼いにとって一生忘れることの出来ない経験となったでしょう。彼らは「神をあがめ、賛美しながら帰っていった」と記されています。

私達は人生の中で、様々なことを経験します。良い事ばかりとは限りません。そのような時こそ、聖書の御言葉に耳を傾けることが大切なのです。そして神の語られる言葉に心を開かなくてはなりません。

クリスマスに現実となった「救い主」の到来と、この神の御子の十字架の死による「罪の赦し」は、あなたのためだったのです。この救いは、未だ、私達の上に開かれています。父なる神は、自分の罪を心から悔い、神に立ち帰るなら、あなたの罪のために死んで甦られた独り子、イエス・キリストによって、あなたの罪を赦し、御自身の永遠の御国に受け入れて下さいます。

救い主、主イエスはクリスマスにこの地上にお生まれになり、地上の歩みの最後に、私達の罪の罰と呪いのために、十字架にお掛かり下さいました。罪とその罰と神の呪いを、代わりに受けて下さったのです。主は御自身の命を懸けて、私達に救いの道を開いて下さったのです。私達を贖う報酬は「神の御子」御自身の死だったのです。しかし神の御子であられる主イエスは既に、死に勝利し、甦り、父なる神様に認められ、今、御自身を通して私達に「罪の赦し」を与えて下さいます。今日、主イエスはあなたを招いておられます。

今日、あなたの救い主である主イエス様を心にお迎えし、新しい命に歩んで下さい。

「この方は常に生きていて、人々のために執り成しておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります。」(ヘブライ人への手紙7章25節)

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