祝福された夫婦関係を目指して(2)

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聖書の言葉

人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがも人にしなさい。

新約聖書 マタイによる福音書 7章12節

大西良嗣によるメッセージ

大西:おはようございます。滋賀摂理教会の大西良嗣です。

川瀬:おはようございます。北神戸キリスト教会の川瀬弓弦です。

大西:今月は4回にわたって、夫婦関係についてお話をしています。より良い夫婦関係を築き上げるために、少しでも役に立つ話しを今朝も一緒に話し合っていければと思っています。

川瀬:突然なんですが、マタイによる福音書7章12節にこんな御言葉があります。「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがも人にしなさい。」

大西:「黄金律」と呼ばれているとても有名な御言葉ですね。こんなことしてもらったら嬉しいなと思うことを、他の人にしてあげなさいということですね。より良い夫婦関係を築くためには、この御言葉は一つの目安になりますよね。

川瀬:確かにそうなんですが、でも最近この黄金律を夫婦関係にそのまま実践しようとしても、そう簡単に上手くいかないなと思うようになったんです。落し穴があるといいますか・・・。

大西:と言いますと?

川瀬:つまり夫である私だったらこうしてもらったら嬉しいと思うことを、そのまま妻にしてあげれば喜んでくれるかと言うと、そんなに単純ではないと思うんですよね。

大西:ああ、そういうことなら分かりますよ。

川瀬:よい例がパッと浮かんでこないんですが、先生は何か思い浮かびますか?

大西:そうですね。・・・些細なことなんですが、私と妻とでは、誕生日プレゼントに対する考え方が違うなと思ったことがありますね。

川瀬:誕生日プレゼントですか・・・。

大西:誕生日の時に、私だったら、妻がプレゼントしてくれる物を、自分からリクエストしたいんですよ。なるべく実用的なほうがいいと思いますし。でも私がそうだから妻もきっとそうだろうと思って、「誕生日のプレゼント何がいい?」って聞くと、がっかりとした顔をするんですよね。「何でそんなこと、聞いちゃうの?」って顔で。

川瀬:それなら同じ経験がありますよ。どうも女性はサプライズが好きらしいですね。その時がくるまで一体夫が何を用意してくれているのか、ワクワクしながら待っている。だから事前に相談しようものなら、せっかくのプレゼントが台無しにされたようなものです。

大西:こういうすれ違いが喧嘩の原因になりますよね。

川瀬:そう。愛する妻に最高のプレゼントを、と思って聞いてあげた夫からすれば、「お前のためにと思っているのに、なんだ!その態度は?」と思うでしょうね。

大西:サプライズを期待していた妻の気持ちを代弁すると、「私の気持ちを何もわかってない。なんて無神経なの?」という感じでしょうか。

川瀬:まさに、そんな感じですね。

大西:どちらも出来る限りの愛を表現しているつもりなのに、逆のメッセージが伝わってしまうことがあるということですね。

川瀬:自分がこうされたら嬉しいのだから、相手もきっと喜んでくれるに違いないと単純に思い込んでしまうと、かえって関係を傷つけてしまうことになると思うんです。

大西:自分が信じている愛を、ただ相手に押しつけてしまっているということですね。それでは、こうしたすれ違いを避けるためには、何をしたら良いでしょうか?

川瀬:当たり前のことなんですが、男性と女性は見た目もそうですが、明らかに考え方も、感受性も違うということを、ちゃんと理解することから始まるのではないでしょうか。

大西:男女の違いというものについて、聖書は最初から目を向けていますよね。

川瀬:創世記2章に記されている男と女の創造の物語のことですね。

大西:そう。神様はまず土の塵で人を形作られた。そして人のあばら骨から女を造り上げられたと聖書には書いてあります。材料が違うだけでなくて、その作り方も違ったというのは興味深いですね。

川瀬:全く同感です。神様は粘土をこねるようにして人を造られたんでしょうね。男性特有の力強さを感じさせます。それに、どこか、おおざっぱな感じもありますし。

大西:逆に女性は、折れやすいあばら骨から、繊細なアートを造り上げるようにという感じでしょうか。女性が持っている繊細さ、敏感さというものをうまく表現していますね。

川瀬:だから同じ愛であっても、男と女では表現の仕方も、その受け取り方も全く違うというのは当たり前のことなんですね。自分の思い描く愛を相手に押しつけても、その愛が伝わらない理由がよく分かります。

大西:フィリピ2章3節に「何事も利己心や虚栄心からするのではなく、謙って、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい」という御言葉がありますが、夫婦関係においても全く当てはまりますね。

川瀬:自分本位の愛ではなくて、夫も妻もへりくだって、伴侶が必要としている愛をちゃんと見極めてあげなければいけないということですね。

そうして初めて本当の意味で「黄金律」を結婚生活においても実践できるということですね。そのためには、夫は妻のことを、また妻は夫のことよく学び、研究する必要があります。

大西:そうですね。絶えずコミュニケーションを取ることが必要だと思います。結婚したら「何も言わなくてもわかり合える」という考えは捨てたほうがよさそうです。結婚してやっと、スタートラインに立って、二人は一体となるという目標に向かい始めたわけです。

川瀬:うーん。結婚生活って、奥が深いですね。でもそうやって全く異なる二人が、生涯かけてまさに一つとなっていくと考えると、逆にワクワクしてきました。

大西:夫婦がお互いの違いを楽しむ、これも神様の祝福、結婚生活の醍醐味ですね。

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