あなたを照らすまことの光

キリストへの時間のトップページへ戻る

聖書の言葉

その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。

新約聖書 ヨハネによる福音書 1章9節

宮﨑契一によるメッセージ

今年最初の、「キリストへの時間」の放送となりました。新しい年の始まりと言えば、私たちはいろいろなことを考えるのだと思いますが、その中の1つとして、このような光のイメージがあるのではないでしょうか。

例えば、多くの人が、年の始めに初日の出を見ようとします。何か、この新しい年の初めに光を見たいということがあるのだと思うのです。私たちは、やはり、どこかに光を求めているようなところがあるのではないでしょうか。自分を本当に照らしてくれる光が欲しい、そのような思いがあるのだと思います。そういう光を、この年の始めに見たいと思うのではないでしょうか。クリスマスの時なども、多くの人たちがイルミネーションで家や街を飾ろうとします。また、神戸で毎年行われるルミナリエにも、本当に多くの人が毎年並んでいます。誰もが光を求めているのだと思うのです。

では、なぜそれほど光を求めようとするのでしょうか。それは、やはり、私たちが毎日の生活の中でどこかに暗闇を感じるようなところがあるからだと思うのです。私たちは毎日生きる中で、どこかに暗い部分がある、自分の中にも暗闇がある、そのことをふと考えることがあるのではないでしょうか。例えば、仕事をする中でそのことを感じることがあるかもしれませんし、人と接する時、あるいは家の中で一人きりでいる時、様々な時に私たちはふと何か闇があることを覚えるのだと思うのです。

しかし、その暗闇を照らすまことの光が来た、というのが今日の聖書個所です。確かに、この世の中には多くの光があります。それらの光は私たちを惹きつけます。この光が私を照らしてくれるのではないか、そう思って、それらの光に集まろうとします。そういったものは、見た目に美しいですし、迫力もありますし、本当に私たちの目を奪うものではあるでしょう。しかし、それは本当に私たちを照らす光なのでしょうか。それは、例え、自分がどのような状況に置かれていても、どのような時でも、本当にそれは私を生かす光なのでしょうか。そのことを考える時に、とても、それはそういう光ではないのだと思うのです。

今日の聖書の言葉には、そういうやがて消え去るような光ではない、まことの光が来た、とあります。まことの光、それはこの世の消え去るような光ではなくて、永遠に消えることのない光です。暗闇の中で生きているような私たちを、どのような時でも照らし続ける永遠の光なのです。それは、私たちが本当に信頼することのできる光です。しかも、その光が世に来た、と聖書には書かれています。世に来た、というのは、まさにこの私たちの世に来たということです。もちろん、このラジオを聞いておられるあなたをも、この光は照らします。

それでは、この光とは何でしょうか。聖書は、ただ抽象的にこのような光のことを言っているのではありません。具体的な中身のないような、永遠の光だと言うのではないのです。イエス・キリストは聖書の中でこのようなことを言われました。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」。イエス・キリストは、わたしが世の光である、と言われました。わたしは世の光である、このことを聖書の中で、主イエスは繰り返しおっしゃいます。つまり、もしこの光であるイエス・キリストの下に来るならば、あなたは確かに照らされている。例え、どのような暗闇の中にあっても、私たちが立ち上がることができないようにも見える暗闇の中でも、この光は私たちを照らす確かな光なのです。

イエス・キリストは、私たちの中にある暗闇を全て担ってくださいました。そのようにして、主イエスの十字架が成し遂げられ、私たちを照らすまことの光が与えられました。これは、あまりにも信じられないように見えることかもしれません。神が、その独り子である、イエス・キリストを私たちにお与えになった、この方がまことの光であり、それほどに神様が私たちのことを愛しておられることです。これは、少し信じられないようなことであるかもしれません。

ただ、聖書には、暗闇は光を理解しなかった、と言われています。この驚くべきまことの光を、暗闇は理解しなかったというのです。事実、イエス・キリストは本当にこの暗闇の中にある多くの人たちに理解されない姿でした。同じように、今でもこの光は理解されていないと言っても良いでしょう。

しかし、もしあなたが、このラジオを聞いておられるのであれば、このことに気づいて頂きたいと思います。主が、あなたをもまことの光で輝かせておられる、ということです。偶然にこの番組を聞いておられるかもしれませんし、あるいは、いつものようにこのラジオを聞いておられるかもしれません。しかし、いずれにしても、もしあなたがこのラジオを聞いておられるなら、このことに気づいて頂きたいと思います。あなたは、このまことの光へと招かれている、ということです。私たちの暗闇を照らす、まことの光へと招かれているのです。

この暗闇を照らす光が与えられていることを喜んで、神様を礼拝する。そのことが教会ではなされています。是非、あなたを照らすまことの光、この光に照らされている教会の門をくぐって頂きたいと願うのです。

関連する番組