父親の眼差し①

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聖書の言葉

わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。

新約聖書 コリントの信徒への手紙二 1章3,4節

山中恵一によるメッセージ

私がお話をする回では、子育ての中で、ピンと来た、聖書のお話を紹介しています。現在、わが家では、1歳9カ月の息子が、ところ狭しと、走り回っています。男の子というのは、乗り物が好きな子が多いんじゃないかと思うのですが、うちの息子も、例外ではありません。乗り物が通るたびに、ブー、ブーと言って、その興奮を伝えてくれます。特に、バスとか、電車といった四角いやつが好きなんですね。バスが通ると、ブー、ブー!そして、なぜか、電車が通るときもぶーぶーと言っています。子供が、バスや電車に夢中になるさまというのは、面白いもので、それまで、機嫌が悪かったりして泣いていても、お気に入りの乗り物が通ると、「ブー」と言って、泣きやみます。ただの四角い乗り物なんですが、そこには、涙を止めて、悲しみを元気に変える力があるんですね。

大人だって、泣きたくなるような時がありますよね。仕事の苦労だったり、家族や友人といった人間関係のトラブルだったり、大きな失敗をしてしまった時だったり。涙は出なくても、しょげかえって、暗い気持ちでいっぱい、いっぱいなってしまう。無気力になってしまう、ということがあります。大人もバスや電車を見ただけで元気になれればイイのですが、そうもいかないのが、現実ですね。

今日お読みした、聖書には、このようなことが記されてありました。「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださる」。「慰める」というのは、元気づける、ということです。「あらゆる苦難」に対して、それを慰めることのできる、そこから元気にする事の出来る、そういう力があるんです。その力は何かというと、それは、神様御自身です。「神は、あらゆる苦難に際して私たちを慰めてくださる」神様御自身が、私たちの元気の源になってくださる、というんですね。

そして、続きの部分では、こう言われています。「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難のなかにある人々を慰めることができます。」神様がくださる元気は、自分だけではなく、元気になった自分を伝って、そこからさらに人々へと伝わっていくというのです。神さまがくださる元気というのは、辛い気持や、悲しい気分がまぎれて、それで終わりっていうんじゃないんですね。元気になったらからには、他の辛い人を元気にしよう!と、やる気がわいてくるのが、神様がくださる元気なんですね。

自分だけではなく、自分の周りを元気に変えて行く。そんな、すばらしい元気を与えてくださる神様がいるんです。この神様が、いったいどのような御方なのか?というと、こんな風に言われていました。「慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神(繰り返し)」。私たちに慰めを豊かにくださる神は、慈愛に満ちた父である、と言われています。自分はもちろんのこと、自分の周りの人も元気な状態に変えて行く。その力は、父なる神さまの慈愛から溢れ出て来る力です。神様の慈愛。神さまがわたしたちを慈しんで、大切なモノとして愛して下さる。この愛こそ、わたしたちの涙を止めて、悲しみを元気に変える力です。

私たちをそのように変えることのできる神様の愛とはどんな愛なのでしょうか?神様が、どれほどにあなたを愛されているのか?その愛の大きさは、神の独り子であるイエス・キリストの十字架に、最も、分かりやすく、ハッキリ示されています。神様は、その十字架にメッセージを込められました。「あなたは、神であるわたしが、自分の子供を十字架につけてでも獲得したい存在なのだ。あなたは、それほどに大切な存在なのだ。あなたが、どのような欠点をもっていても、私はあなたを受け入れることができる。あなたが、どれほどこの世界で傷つけられたとしても、私は、あなたに優しさを注いで、その傷を癒すことができる。あなたの疲れさせている苦しみがどのような苦しみであろうとも関係ない!わたしは、『あらゆる苦難に際して』、あなたを慰め、元気づけることができる!だから、この愛を受け入れてほしい!イエスの十字架に救いがあることを信じて欲しい」

ウチの息子が、自分のお気に入りであるバスや電車を見たとたんにピタッと涙が止まるように、イエス・キリストの十字架が私たちのお気に入りとなるとき、この十字架は、私たちが人生で経験するあらゆる苦難に際して、涙を止め、悲しみを元気に変えることができる大きな力となります。

そして、イエス・キリストの父なる神さまは、イエス様を救い主と信じる人のお父さんとなってくださる神さまです。神様という御方は、わたし達がイエス・キリストを救い主と信じて、そして、神様の子どもとされて、私たちが心に抱いている、悲しみや不安、傷や痛みが慰められて、元気づけられて、そして、元気になった私たちによって、さらに世界中の人々が元気になることを目指しておられるんですね。

お近くに教会のある方は、ぜひ、この私たちの元気の源、神様の愛に触れて頂きたいと思います。そこで、神様の愛によって、元気にされてください。そして、いっしょに、この世界に神様じるしの元気を振りまきましょう!

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